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放射線対策「除染」できるだけ早く… [放射能対策]

地震に伴う原発事故で、放射線による健康被害への不安が広がっているが、愛媛県の原発の「初期被ばく医療機関」に指定されている八幡浜市立八幡浜総合病院の山本尚幸副院長(放射線科医)は「原発から一定の距離にいた住民に対しては、体表の汚染を調べて、必要な人には少しでも早く放射性物質を洗い流す『除染』を、行政が主導して行うべきだ」と指摘する。

 山本副院長によると、除染は一般的に、脱衣、シャワーでの全身洗い流しというやり方になる。ただし、放射性物質を含む廃液の管理が問題になるので、ぬれタオルで拭き取る方がよい場合もあるという。

 除染の際、誤って放射性物質をのみ込んだり、体を強くこすって傷から内部汚染を起こしたりする心配もあるため、行政などでしっかり方法や注意点を説明する必要がある。

 また、汚染のある地域の屋外に置いてあった食品を食べるのは、内部被曝の恐れもある。食品を運ぶ際も、ふたのある容器に入れた方がよい。

 その他の注意点は次の通り。

▽屋内退避と言われたら、自宅など建物の中へ入る。放射性物質が飛散している外気が室内に入らないように、ドアと窓をしっかり閉め、換気扇は使わないようにする。

▽外出の際は、鼻や口、傷口から体内に入る内部被曝に注意。ぬれタオルで鼻や口を覆う。皮膚は出さない服装で。なるべく風下に入らないように注意する。外から室内に入る際は、汚染された心配がある衣服を戸外で脱ぎ、ビニール袋に入れて口を縛る。



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